矢津久良のひとりごと。

気ままに、のんびり。

傾斜配点と科目選択の独学乗り換えは可能か?

今週のお題「受験」

 

受験、進学、センター試験、面接。

この言葉を聞き飽きる暇もない高校生の皆さん

及びその親御さんも多いことと存じます。

 

今受験をしている方、

キットカット食って

ウィダーインゼリー飲んで

頑張って!

矢津久良も応援してます。

 

一方、来年または2年後に受験を控えていると

いう高校生の皆さんとその親御さん。

今回はあなた方にお話ししたいことがあって

このブログを書いています。

 

今回は、完全に自分の経験オンリーで、

タイトルの内容についてお話ししますね。

 

※以下、文系→理系方向への独学での

選択肢開拓に関する内容です。

 

 

傾斜配点

とはなんぞや。

 

簡単に言うと、傾斜配点とは

「あなたの得意な教科・科目を優先して採点します」

ということです。

 

例えば、国語は好きで好きでたまらないけど

数学は嫌いで嫌いでどうしようもない点数しか

取れないAさんがいたとします。

 

国語はA評価なのに、数学はE評価、

このままじゃ志望校に受かりたくても

数学に足を引っ張られて無理そう・・・。

 

そんな時、もしもその志望校の受験制度に

傾斜配点があれば、数学とは無縁の受験が

できるかもしれません。

 

多くの場合、

 

  • 国語・数学・英語の中から1〜2教科
  • 生物・化学・物理・世界史・日本史

       ・地理・公民の中から1つ以上の科目

 

という選び方になっているようです。

 

志望する学部、学科によっては、嫌いな科目も

止むを得ず受かるしかない場合もありますので

しっかり募集要項を見て対策をたてましょう。

 

 

独学で科目選択の乗り換えをすることはできるのか?

 

先に言っておかなければならないのは、

これは本当にその教科全般が好きな人向けで

あり、まず先生方からは最初は反対される

可能性が高い手段であるということです。

 

・・・と書けばわかるかと思いますが、

実は独学で科目選択の乗り換えができます。

 

高校レベルの教科書は、入門〜難関までを

うまくカバーして編纂されています。

そのため、参考書、教科書(学校指定でなくても

教科書として書店取り寄せができるもの)と

簡易なワークブックがあれば、大抵の科目は

独学で十分に知識・学力の習得が可能です。

 

かく言う私も、普通の進学校の文系クラスで

したが、理科全般がとにかく好きだったので

二年生のクラス分け寸前まで生物で受けるか

化学で受けるかで悩んでいました。

 

うちの高校の場合、文系クラスになると

公立私立問わず受けられる授業は生物一択

になります。

 

なので、どんなにやりたくても

化学と国数英社での受験は厳しいと思っていました。

 

しかし、ある日、いつものように

職員室に入り浸って「先生〜〜決まらないん

だけどどーーーしよーーー」と相談していると、

偶然後ろを通りがかった生物の先生が

「じゃあお前、化学やるか?」

と何でもないように言ったんです!

 

じゃあって、いや、じゃあって!w

と大爆笑した当時の私でしたが、その時の

先生がいやに生き生きとキラキラとした目で

こっちを見て笑っていたのを今でも覚えています。

 

当時はいじめを受けてダブった後。

2回目の高校一年生の、丁度今ぐらいの時期でした。

 

 

独学とは言っても

じゃあ何からやろうか、と言う時に、

何をどうしようかと漠然と思っていたのですが、

とりあえず教科書がなきゃ何もできんな。

という事です。

 

当時は、というか大学まで続いた悪癖でしたが、

私はとにかく先生のところに入り浸るのが

好きな生き物だったので、(ww

その日の放課後に約束を取り付けて早速

生物の先生のいる理科準備室に行きました。

 

これはどの教科の先生にも、どの教科準備室にも

言えることなのですが、

先生方の本棚に置いてある教科書は

絶対に学校指定のものだけではありません。

そこには、今まで先生方が他校で使ったものから

自身の後学として購入したものまで、

色んな種類、色んな会社、色んなデザインの

教科書や参考書、ワークブックが揃っています。

 

その科目専用の本屋さん

と言っても過言ではありません。

古いものから最新版まで揃っていますから

最強の品揃えと言ってよいでしょう。

 

そこに入り浸って先生と話をしながら

愚痴も言いながら、色んな本をオススメして

もらったり、コピーをとって試し読みして、

自分の傾向に最もあった教科書とワークブック

を決めます。これが決まらないことには

なかなか捗らないものです。だって独学は

先生と自分の一対一なわけですから。

 

 

勉強のコツは、楽しむこと

さて、教科書が決まったら、いよいよ先生との

マンツーマン放課後授業です。

 

先生はその教科のスペシャリストですから、

教科書の内容なら大抵何を聞いても教えてくれます。

 

とはいえ、先生からしてみれば、忙しい自分の

仕事時間の合間を縫ってやってくださっている

ボランティアみたいな状態です。

 

言ってみれば勉強クラブみたいな状態です。

 

誠意と熱意を持って教えてくださることに感謝

しながら、しっかり自分の力にする!という

揺るがぬ決意を忘れずに取り組んでくださいね。

 

・・・なーんて書くと、たとえダメでも嫌でもやらなきゃいけない、と思うかもしれませんが、そうではありません。

 

先生は必ずあなたという生徒をしっかり見て

くれているので、本当に無理そうだと思えば

機を見て対策を立てたり、代案を出してくれます。

 

もしこれを読んでくれているあなたが独学で

頑張ろうと思ったら、「ただ暗記しなければ、

ひたすら叩き込まなければ」と思うのではなく、

好きな教科をやる時間が他の人より多くて嬉しいな〜〜!(* ̄∀ ̄)

ぐらいの気持ちで十分です。

 

その気持ちがあると、脳みそのパフォーマンスが

飛躍的に向上することが科学的に明らかになっています。

 

この気持ちが好転のチャンスになる

科目の組み合わせの一例としていくつか

示します。参考までにどうぞ。

 

好きな科目の共通点・方向性から

独学でできる可能性が高い組み合わせ

  1. 数学1A-2A
  2. 数学1B-2B
  3. 日本史A-世界史A
  4. 日本史B-世界史B
  5. 生物-化学-物理
  6. 数学3A-数学3B-物理
  7. 英語-古典-漢文
  8. 現代文-小説-小論文

 

あくまでも、私の視点からみた実経験に基づく

提案なので、厳しいことを言うようですが

興味がないのに手当たり次第やると

誤爆してただのタイムロスになります。

 

少しでも興味を持ったら、まずは担任の先生や

各教科担当の先生に相談してみてください。

あなたが今、高校一年生や二年生であれば、

まだまだ選択肢は広げることができますよ!

 

生物が生物と化学に、そして物理に、

物理から数学3A・3Bに、という

文系→理系へのアプローチを中心として

ご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

 

これを機に、自分の持っている興味を

もっともっと広げてみてください。

 

きっとその先には、楽しいことがいっぱい

待っていますよ♪