矢津久良のひとりごと。

気ままに、のんびり。

Fate/Apocryphaの感想

※タイトル通り、23話の話になりますので未視聴の方は自衛をお願いいたします。

 

ネタバレなど大丈夫な方はそのまま下へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手書き作画

前回はカルナ、今回はモードレッドの作画が手書きで、最近のアニメには珍しく「目で追える大迫力」が見られました。

時代の移り変わりと人件費コストの削減のためにデジタル作画が一般的な昨今において、あえて手書きを選んだアポクリファ

 

結論から言えば、大成功です。

 

手書きならではの「目で追えるのに大迫力」「正しい動きの描写だけでは表せない勢いや人体の柔軟さ」といった長所を存分に活かしてくれています。

 

とはいえ23話については、戦闘シーンはデジタルで・・・うん、やっぱり目で追えないですw

その作画意図について考えるのも楽しいですが、純粋に「手書き作画はいいな」と再認識できました。

 

また、アニメ界がどんなにデジタル化しても「手書きの魅力をなんとかして取り戻したがっているのだ」ということを感じ取り、1ファンとして視聴者として、非常に胸の熱くなる思いです。

 

やっぱり、訴えかけてくる強い想いを表すには手書きでなくちゃね!

 

 

 

男と漢の心意気を感じた

なんといってもモードレッド、漢気(おとこぎ)に溢れています。23話全体でその漢気をマスターと通わしている描写が徹底されていましたね。

 

彼女の中に在る想いがすり替わっていた、それに気づき、改めて自分が本来求めていたもの、なすべきだと再認識した役目に殉ずる・・・。

 

カッコいいです。現代に生きる平和ボケながらに、騎士道精神とはこのことと見つけました。

 

ところで、

煙草は煙から故人を連想させ、アニメではNARUTO銀魂などでしばしば「想いを受け継ぐもの」や「想いを受け取ったもの」の描写に用いられている表現の1つです。

 

マスターが吸い残して亡くなったその吸い殻、そしてモードレッドの残した吸い殻にも、火がまだ点いていましたよね。あえてそこを映すなんて、なんとも男と漢の絆が一層深まった感じで、味わい深いものがあるじゃないですか。

 

これは次回の展開も作画も、いや増しに増して期待が高まりますね・・・!

 

 

今期のアニメとして

3Dとの圧倒的高相性で魅せる「宝石の国」、

安定と信頼のクオリティの「ブレンド・S」。

 

Fate/Apocryphaは、技術(作画)・信頼(ブランド力)共に、その両者のいいとこ取りと言えるのではないでしょうか。

 

今期については他作品含め、いずれの放映作品も前期に比べて、より「それぞれのストーリーや画風、作風にあった手法での表現」に力を入れていると感じます。

 

あの動きはいいけどこっちが残念、とか、この作画はこの雰囲気に合わない、といった食い違い感の目立った時期を抜けて、ようやくそれぞれのフィールドが固まったように見て取れます。

 

今後も新しい技術や表現が増えていかかとを楽しみにしつつ、新しい組み合わせの可能性をリアルタイムで追っていきたいですね!